吉和だより vol.1

吉和は広島県の西北部に位置します。いわゆる芸北地区にある山里です。標高は七百メートルぐらい、夏は避暑、冬はスキーのメッカとなっています。西の軽井沢ともいわれ、西日本最大級の別荘地帯です。ただし本物の軽井沢ほど賑やかではありませんが…。コンビニが一軒、天然酵母のパンと雑貨の店が一軒、ドライフラワー教室のある喫茶店が一軒という具合です。

しかし空気は一級品です。深まりゆく秋の夕べに薪ストーブを焚いて暖を取るなんて最高です。そんな夢のようなことが現実になりました。

今年の春、吉和のウッドワン美術館に行った折、別荘地売出しの幟旗を見て、軽い気持ちで理興さんの管理事務所を覗いたのがはじまりでした。

我がセカンドハウスは角ログの山小屋です。この別荘の売りは、薪ストーブとシンプルな間取り、そして枕木を利用した広いデッキがあることです。

ここで、夏休みに孫とバーベキューをしたいなと思っています。天窓もついています。寝ながら星空が見えます。近所はそれぞれのオーナーさんが意を凝らした設計の別荘が点在しています。なかには丸ログ使いの堂々とした立派な物件もあります。残念ながら自宅から高速で二時間強かかりますのでちょくちょく行くことはできません。以前住んでいた埼玉から本物の軽井沢に行く距離とほぼ同じだということで、自分を納得させています。吉和の近郷は自然がいっぱいで、棚田もあり、山や渓谷には事欠かないようなので、これからが楽しみです(SK)
編集後記
綿繍の秋がすぐそこまでやってきています。
吉和便り1号が出来ました。ご意見やご感想をお寄せください。風邪引かないようにね。